2012年9月14日金曜日

台湾の建築

9月9日~11日にかけて再び台湾を訪れました。今回は現地で見た建物を紹介します。

1枚目の写真は台北城小南門、台北城は日本統治時代に取り壊されていますが、台北市内の所々にかつての城門が保存されています。

日本時代の台湾総督府の庁舎、この立派さにはいつ見ても目を見張る物があります。
現在は中華民国総統府として使用されており、今もなお台湾を代表する建物として機能しています。
政府の重要施設とあって周辺にはバリケードを備えた軍の車両が常駐しています。

日本時代の台湾銀行本店、現在も同名の銀行が業務を行っています。

台湾銀行は台湾における中央銀行だったため台湾総督府の重要施設として総督府の隣りに建設されました。ちなみに中華民国時代の台湾銀行も2000年までは紙幣の発行も行っていました。

旧台湾総督府交通局、その名の通り台湾の交通・通信を所管する場所でした。現在も政府の交通部が入り、建物の一部は国史館の展示室として一般の人でも入ることが出来ます。

台湾専売局、戦後は公売局として使用された建物です。台湾での専売制度は既に終了しており現在は公売局の後身の会社が引き続き建物を使用しています。

あまり一般の注目はありませんが、台北市内には所々に瓦葺きの古い日本家屋が残されており、かつては日本の一部であったことを実感させられます。

台北市内で見つけた1階にスタバが入るレトロな建物

南に下って第二の都市、高雄の街並みです。店の看板が目立ちます

こちらは台南市にある旧台南州庁舎です。
現在は国立台湾文学院の建物となっています。

台南州庁舎の向かい側に建つ、「119」と書かれた建物は察しの通り消防局の建物です。この建物は1938年の建設当時から今に至るまで表に消防局が入り、裏に警察局が入る合同庁舎として使用されています。