2014年3月12日水曜日

紀伊半島半周旅行(後編)

勝浦温泉に宿泊した翌朝、新宮駅に移動

ここから日本最長の路線バス、奈良交通八木新宮線に乗り込みます。

新宮発着便は日に3本運転されています。

新宮から終点の八木駅まで乗り通すと運賃は5,250円

いよいよ乗り込む9時59分の便がやって来ました。

バスには2013年の八木新宮線運転開始50周年を記念するHMが付いています

車体には十津川村観光のラッピング

運賃表は液晶画面になっており要停留所の所要時間が表示されます。
五條で5時間10分、八木駅でなんと6時間半!

座席は背もたれが一席ずつ独立しており通常の路線バスよりも居住性が考慮されています。

新宮駅からの乗客は私と友人の2人のみ、
運転手さんと八木新宮線について会話しながら新宮駅を出発

写真は和歌山県と奈良県の県境付近にある国道168線七色高架橋
近年168号線のバイパス整備が進むにつれ、
八木新宮線もこうした高規格な区間を経由する箇所が増えています。

ただし、区間によっては車同士の離合も難しい箇所もかなり残っており、
運転の苦労は並大抵のものではありません。

新宮駅から2時間掛けて十津川温泉に到着
ここでバスは10分ほど停車しトイレ休憩となります。

ここは十津川村の観光の拠点

168号線に沿って旅館や入浴施設が連なっています。

十津川温泉から更に30分ほど進んだ先の十津川村役場で下車

役場の隣にある道の駅十津川郷

玄関ではせんとくんがお出迎え

道の駅の2階にある「行仙」というお蕎麦屋さんで梅おろしそばを頂きました。

お昼を食べたあと散策で村役場の裏を見てみると駐車場がエライことになっていました。
土地が少ない中よく工夫されてると思います。

役場近くの湯泉地温泉「滝の湯」でひとっ風呂浴びて次のバスを待ちます。

役場の裏を流れる十津川、色が幻想的

十津川村役場から再びバスに乗車
次の便は五條バスセンター行きのためか小型のバスがやって来ました。

上野地の停留所で新宮駅行きのバスと顔を合わせます。

上野地では20分ほど停車時間があるためその間、有名な谷瀬の吊り橋も訪れてみました。

辺りがすっかり暗くなった18時42分に五条駅でバスを下車

一度乗り継いで8時間以上かかった行程でしたが、山間のゆったりとした時間を感じながら過ごすことが出来、普段の旅とは異なる満足感を得られたように思います。
皆様も興味があればぜひ一度この八木新宮線に乗ってみては如何でしょうか。