2014年7月3日木曜日

旧型客車で台東へ

 台湾滞在2日目。この日は高雄から台東へ出かけてみました。
最初の列車は自強号樹林行き

車両は日立製のディーゼルカーDR3000型 

自強号に1時間程揺られ、途中の枋寮駅で一旦下車 

枋寮駅に降りた直後、お目当ての列車が入換で姿を現しました。

ディーゼル機関車を先頭にいよいよ入線

この列車は台東行き普快車(非冷房の普通列車)
この列車とその折返しが台湾で最後の非冷房客車列車となっています。

シンプルなクロスシートが整然と並ぶ車内
こちらは日本製の車両で日本の旧型客車とよく似た雰囲気

デッキには古い車両ならではの手ブレーキハンドルも健在

自分が乗車したのは両開きドアが付いた旧型客車、インド製だそうです。

車内はクロスシートとドア付近にロングシートが設置されたセミクロス
この車両にも冷房は無く扇風機と窓からの風で暑さをしのぎます。

台湾南部の雄大な太平洋を眺めながら一路台東へ

単線区間の為、途中山間の信号所で運転停車

交換待ちかなと思いきや、後続の莒光号に抜かれました。

山地を越えると再び海沿いを走る

途中の太麻里駅には役目を終えた客車が留置

青と緑のコントラストが眩しい

台東近郊の知本に停車
知本は今年6月に台北方面からの電化工事が完了したばかり、
構内には真新しい架線柱が目立ちます。

知本駅ですれ違った莒光号には昨年七堵駅で見た食堂車が連結されていました。

枋寮から2時間余りかけて台東に到着
南国の風と日本よりも一足早い梅雨明けを感じながらのゆったりとした旅でした。