2017年6月3日土曜日

台湾南部に残る客車鈍行②

南州から莒光号に乗り1時間半ほどかけ台東県の太麻里にやって来ました。

太麻里は台湾東海岸の農村。駅前に立つと大きく太平洋が開けます。

駅からほど近い踏切で撮影開始。最初に撮れたのは花蓮行きの307次自強号

なお太麻里の台東方は曲線になっており、長編成の列車が弧を描いて進む姿が見られます。

続いてこの区間の注目列車、旧型客車を使用した台東行き3671次普快車がやって来ました。

訪れた日は藍色R100型機関車に客車全てが日本製という整った編成でした。

若干雨模様の天気ですか、列車は観光客で盛況の様でした。

普快車が出た後に雨が本降りになってきました。
視界が悪くなる中、莒光号同士の交換風景を撮影。

太麻里で行き違いをし、台東方面へ出発した莒光号「自由行」というツアー列車。

カラフルな客車を繋いだ莒光号「自由行」には「萌餐車」と言われる食堂車も連結されていました。

台東から新左營行きの314次自強号DR3100型がやって来ました。

12両の長編成をくねらせて太麻里の待避線に入ります。

新左營始発の311次自強号が現れて314次と交換し台東へ向けて発車。

雨が完全に止んだので少し撮影場所を変えて撮影。
農家の屋根に集まったシラサギの背後にディーゼル音を響かせて自強号が現れる。

黄緑色の葉を付けたこの地特産の果実、バンレイシ(釈迦頭)の畑を臨みながら
DR3000型自強号が走り抜けます。

最後は再び踏切に戻り、彰化行き754次莒光号を撮影。
ディーゼル牽引の莒光号もこの区間ならではの光景です。