2017年6月10日土曜日

台湾南部に残る客車鈍行③

太麻里での撮影を終えて宿泊地の高雄へと向かいます。

乗車するのは枋寮行きの3672次普快車
機関車は替わっていますが、先程撮影した3671次普快車台東で折り返してきた列車です。

枋寮まで約1時間半、旧型客車の旅が始まります。

車内はレザー張りの回転クロスシートが並びます。
冷房装置は装備されていないので扇風機と窓を開けて暑さをしのぎます。

乗降ドアは手動のため開けっ放しのところも

機関車の次位に連結された客車からは力強いエンジン音をあげる機関車を間近に見ることが出来ます。

トンネルに入ると機関車のエンジン音が一際響きます。

走行中、窓からは涼しい風と雄大な景色が飛び込んできます。

太平洋を眺めながら列車は西へと進みます。

スマホで駅に停車する様子を動画に収めてみました。

18時20分に終点の枋寮に到着。
すぐさま機関車は客車を切り離し、入換作業に入ります。

機関車は転線し構内の転車台で向きを変え、翌日の運転に備えます。

枋寮構内を撮影している間に見つけた可愛らしい保線車両。
18時27分発の台中行き自強号で夕刻の枋寮を後にしました。